日帰り観光にもってこい?!三島駅周辺を歩く!
この記事は、積極的に外出しようと促すものではありません。
新型コロナウイルスが収まったら、ぜひ足を運んでみてください。
今回は、有名所ではありますが三島駅周辺の文化財について紹介します!
東京からは新幹線を使って1時間、静岡市内からは鈍行で1時間程度と、日帰りで違う空気を楽しむには最適な場所です!
目次
ラーメン
散策といっても、お腹が減っては散策はできません。
散策した日は、「つけ麺混ぜそばショウザン」さんでお昼をいただきました。
このお店たった1000円でおいしい混ぜそば+ライスバーまでついてきます。
とても美味しいので、三島散策の際のお昼は是非ここで!
気を取り直して・・・
1,三嶋大社
三島といえば三嶋大社ですよね!
創建の時期は不明だそうですが、奈良時代の古書には記録があるようです。
奈良時代といったら、聖徳太子ですよね。日本に仏教が入ってきたころです。
こう聞くと、1つ前の古墳時代よりか幾分進歩したかな?と思われますが、農民の生活はあまり変わらなったようです。
つまり、一般の人はまだ竪穴住居に住み、せせこら農業をしている時代とあまり変わりません。
そんな時代から、記録に残るほどの神社です!絶対にご利益は間違いなし!
1-1,厳島神社
正面の鳥居をくぐると、すぐに目につくのは池に浮かぶお社でしょう。
これは「厳島神社」といって、あの北条政子が勘定したといわれています。
祭ってあるのは、宗像三女神の一柱である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。
本地垂迹では、皆さんが馴染みの「弁財天」と同定された神様です。
ご利益としては、家門繁栄、商売繁盛、安産等があるようです。
1-2,総門
池を進んで行くと、次にくぐるのはこの総門です。
太いしめ縄と、どっしりとした重厚感のある屋根がとてもかっこいい!
建築中に伊豆震災にあったそうですが、昭和六年三月に竣功。
昭和の神社建築の代表的な、建物に数えられるくらい格調高いものだそうです。
1-3,神門
総門もくぐり、中を歩いていくと…
神門という門がありますが写真を撮るのを忘れていました。申し訳ないです。
こちらは、総門と比べるとあっさりしています。しかし、そのあっさり具合が、心を浄化してくれるような気がします。
1-4,本殿
神門をくぐるとついに本殿が立つエリアになります。
本殿の前には舞殿がありますが、残念ながら工事中で何も見ることができませんでした…
気を取り直して本殿はこちら!!
現在の建物は、江戸時代末期1854年の安政東海地震の後に再建されたものです。
再建期間は10年もかかったそうです。
総工費は16,677両だそうです。
これを現在の貨幣価値に換算してみます!ここでは、日銀の博物館の資料を参考にお米の値段で換算します。
現在のお米の値段(ここでは「サトウのごはん200gx5パック」の値段を基にします)は約700円。
お米一石(150kg)が1両だったようなので、700(円)x150(kg)=105,000(円)
1両は約10.5万円だと考えると、総工費は現在のお金で約17.5億円のようです。
一般庶民の私たちには想像できませんね。
こんな大金を使って再建された本殿は立派そのものです。
写真では網がかかってしまっており、余計見づらくなっていますが、賽銭箱上の彫刻はとても力強く圧倒されます。
ぜひ実物を見てほしいです!
これ以外にも、たくさん紹介したいところはありますが三嶋大社はこれくらいに…
宝物館はJAFの会員証があればグループに割引が適用されるので、入ってみるといいかもしれません。
私はジオラマを見るのが好きなので、とても楽しめました!!
2,三島ゆかりの文豪たちを知る!三島 水辺の文学碑
こちらは三嶋大社と楽寿園の間にある、三嶋にゆかりのある文学者たちの文学碑です。
三島市出身の大岡信をはじめ、太宰治や司馬遼太郎、松尾芭蕉などの文学碑が桜川沿いに並んでいます。
2-1,太宰治
太宰は昭和9年7月末から8月末の1か月間三島に滞在していたようです。
そこで書き上げたのが、小説「ロマネスク」です。
2-2,司馬遼太郎
司馬は三島で遊んだ体験を、小説新潮の1886年2月号に「裾野の水・三島泊一日の記」という文章にまとめています。
2-3,松尾芭蕉
これは、芭蕉の紀行文である甲子吟行(野ざらし紀行)に載っている歌です。
「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」意味は、「霧が深くて富士山が見えないけれど、心に富士山の姿を思い浮かべて見るのも面白いことだ」といった感じでしょうか。
2-4,大岡信
こちらは、三島が日本に誇る作家である大岡信です。
2003年には文化勲章を受章しています。
3,駅近の自然!楽寿園
最後に紹介するのは、三島駅南口を降りてすぐの楽寿園です。
とにかく駅からめちゃくちゃ近いです。
中に、動物園やちょっとした遊園地のようなものもあります。家族連れで行くなら1日楽しめるんじゃないかと思います。
動物園もいいですが、ぜひ見てもらいたいのは三島市の郷土資料館です!(建物の写真撮るの忘れていました。すみません。)
3-1,1F企画展示「自然と生きる~水・竹・ワラ・石~」
訪問した日はちょうど「自然と生きる~水・竹・ワラ・石~」という企画展を行っていました。
リュウと呼ばれる、お葬式の時に使うものや
川底から見つかったという弁天様などが展示されていました。
やっぱ弁天様は宇賀弁天より普通の弁天様の方がお美しいですよね。私は改めてそう思いました。
そもそも宇賀神は、日本の"神"様なのでどうして弁天様と習合したのかも調べてみると面白そうです。
私の個人的な趣味はここらへんで置いておきましょう。
3-2,2F常設展示 三島の暮らし
この郷土資料館は全部で3階あり、2階に上がると
ちょっと昔の人々の生活道具などを見ることができます。
仕切りがないので、普通の博物館などでは見ることのできない距離でしっかりと観察することができます。
ご年配の方であれば懐かしいと感じ、私たちのような人生ペーペーからするとレトロ・モダンだと感じるのではないでしょうか。
古き良き時代の一端を少しでも体験できた感じがします。
3-3,3F常設展示 三島の成り立ち
3階に上がると
縄文時代から始まり、現在までの三島の歴史を年代別に紹介してありました。
個人的に気に入ったのは、東海道のジオラマです。混ぜそばを食べた後に、ここを歩いてー…など当時と現在を見比べることも出来ちゃいます。
とても見ごたえがある郷土資料館なので、ぜひ見に行ってみてください!
3-4,楽寿館
最後に、楽寿園の楽寿要素を紹介したいと思います!
こちらが、楽寿園の楽寿要素である「楽寿館」と小浜池になります。
楽寿館は、明治に小松宮彰仁親王(こまつのみやあきひとしんのう)の別邸として建てられました。
教科書で出てきた記憶はないですが、日清戦争の征清大総督にもなったようです。私がイメージする天皇とは違い、武闘派だったようです。
残念ながら楽寿館はコロナの影響で内部の見学はできませんでした。
中には、明治を代表する日本画家たちが、ふすま、格天井、杉板戸に装飾絵画を描いたようです。
まとめ
今回は、三島駅周辺を紹介しました。
如何でしたか?
もう少し足を伸ばせば、刀剣で有名な佐野美術館なども見ることができます。
ぜひ、三島へ足を運んでみてください!