ShizuBunWalk

静岡文化財うぉーく。略して「しずぶんうぉーく」!

静岡中部の玄関口!「蒲原宿」を歩く!

この記事は、積極的に外出しようと促すものではありません。
新型コロナウイルスが収まったら、ぜひ足を運んでみてください。
 

初回は、東海道で15番目の宿場である「蒲原宿」について紹介します!
富士川を越え、静岡市の最初の宿場です。
(このために、ミラーレス一眼を購入し当日に届いて当日に使ってます。もちろんカメラは初心者です。白飛びが凄いものがあります。すいません。)

 

目次

 


蒲原宿は、JR新蒲原駅が最寄り駅です。間違ってもJR蒲原駅で降りないようにしましょう。1区間ですが歩くのは大変です。
蒲原宿の始まりは、駅から少し離れているので頑張って歩きましょう。

 

1,蒲原宿東木戸

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蒲原宿東木戸


ここが、東京方面からの蒲原宿の始まりになります。蒲原宿東木戸。
木戸というのは、簡単に言ってしまうと字の通り木の戸です。こちらは、蒲原宿の東の入り口なので東木戸です。
現在は、常夜灯という今でいう街頭にあたるものが残されているのみです。
常夜灯の寂びれ具合が、歴史を感じさせてくれます。

2,なまこ壁と「塗り家造り」の家

外観の写真を撮ったつもりでいたら、撮れていませんでした。
なまこ壁というのは、このような感じの壁です。よく蔵に用いられている印象があります。

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なまこ壁イラスト

蒲原宿のなまこ壁の家は「佐野屋」という商家さんだったようです。

とても重厚感があり、ここだけ江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気でした。

 

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木の電柱

この、なまこ壁の家の隣の通路に1本だけ木の電線があります!
珍しいですよね?、タイムスリップ間違いなしです!

3,旅籠「和泉屋」

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旅籠「和泉屋」

ここが、国登録有形文化財のお休み処です。
江戸時代には旅籠「和泉屋」として利用されていたようです。
2階に見える櫛形の手すりや腕木などが、旅籠の面影を残しています。
お休み処は、自由に中に入ることができます。
中に入ると驚くのは、この階段です。(写真ボケててすいません。)

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和泉屋階段

普通に上がるのも大変です。しかし、ここは旅籠なので当時の従業員の方は、着物を着て、お膳を持ち、手すりを使わず階段を上がったそうです。
私には無理です。怖い。

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和泉屋雛祭り

丁度ひな祭りの時期だったのでお雛様が飾ってありました。
蒲原のひな祭りは、月遅れでやるそうなので4月3日までは確実に見ることができます。

4,旧五十嵐邸

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旧五十嵐邸

ここも、国登録有形文化財の旧五十嵐邸です。
ここは、故五十嵐準氏が歯科医院を開業するにあたり、もともとあった町屋を洋風に改築した建物になります。
なまこ壁の家とは一転、こちらはモダンな時代にタイムスリップさせてくれます。
中も無料で見学できます。

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旧五十嵐邸内部

外観はとてもモダンでしたが、中に入ると一転。日本らしい畳の部屋になります。
このギャップもとても面白いですよね。

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旧五十嵐邸2F

一見すると何の変哲もない窓の写真ですが、ある特徴が隠れています。わかりますか?
なんと、写っているガラスが手作りガラスなんです!
後ろのガラスを見てもらえると、反射が波打ってるのがわかると思います。
ぜひ実際に見て、明治のガラスを体感してください!

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旧五十嵐邸2F手術台

実際の歯科医部分ですが、現在は当時の手術台が飾ってあります。
当時の最先端が、100年経つとこのようになってしまう。諸行無常を感じますね。

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5,志田邸

 

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志田邸

ここも、国登録有形文化財の志田邸です。
残念ながら歩いた日は、閉まっており中の見学はできませんでした。
この建物は、安政の大地震の翌年に建てられて建物で「やま六」という屋号のお醤油屋さんだったようです。
中には、「東海道町民生活歴史館」があるようなので日を改めて私も伺かがいたいと思います。

6,蒲原宿西木戸

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蒲原宿西木戸

ここが、下り方面の蒲原宿の終点西木戸です。
昔は、この西木戸の近くに茄子屋という茶屋があったそうです。
その茶屋の前で、70人もなくなる乱闘があったようです。現在その面影を見ることはできませんが、たった400年前にそんなことがあったのかと思うとなんだかしみじみと感じます。


まとめ


今回は、静岡の中部地区の玄関口である「蒲原宿」を歩いてきました。
如何でしたか?今回紹介したもの以外にも、蒲原宿には歴史を感じさせてくれる色々な建物があります。
ぜひ皆さん歩いてみてください!

 

蒲原宿をもっと知りたい人のために、こちらもどうぞ!

 

shizubunwalk.hatenablog.jp

 

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